大阪府立大学人間社会学部人間科学科森岡研究室学生レポート (2007年度)
未婚現象の理由は何か
:独身女性の結婚観調査からの考察
宮沢由歌
第1章.はじめに
最近、非婚化や未婚現象ということばをよく聞くようになった。数年前に、未婚・子ナシ・三十代以上の女性を負け犬と定義した「負け犬の遠吠え」(酒井順子 2006)が三十四万部(1)を売り上げ、ベストセラーになった。10代や20代の独身女性にとって、結婚がもし興味深いトピックスのひとつであるとしたら、それに関連した「未婚化が進行している」という情報や負け犬の存在に注目が集まることにも頷ける。
結婚は契約関係の一種である。広辞苑(第5版)によると、婚姻は「一対の男女の継続的な性的結合を基礎とした社会的経済的結合で、その間に生まれた子供が嫡出子として認められる関係。民法上は、戸籍法に従って届け出た場合に成立する」と定義されている。この上、結婚にはそれに関連した単語の意味だけでは図りきれないさまざまな事情が存在しているように思う。
未婚現象はそのうちのひとつである。未婚は、結婚していない独身の状態を指すことばである。現代の日本で未婚化が進行しているということは、結婚をしないで独身の状態でいる人が増えているということである。なぜ結婚を選択しない独身者が増えているのだろうか。
本稿では、現代の日本で女性の未婚化が進行している理由について分析を行う。独身女性の結婚観を調べることで、未婚現象のメカニズムと未婚化はなぜ進行し続けているかについて考察することを目的とする。
考察の前に、未婚と非婚という2つのことばの差について述べる。広辞苑によると、未婚と非婚の意味はそれぞれ次のように定義されている。未婚は「まだ結婚していないこと」であり、非婚は「生き方として、結婚しないことを主体的に選択すること」である。ともに独身者に用いられることばであるが、未婚というのは未だ結婚していない状態であることから、結婚を経験したことがなく、今後結婚する未来が可能性として含まれているのに対し非婚には結婚をあえて選択しないという説明がされており、結婚について「しない」という当人の意志が存在すると捉えられる。また、未婚は既婚の対義語として位置づけられており、状態を表すことばだと捉えることができるのに対し、非婚は当人の結婚に対する意志を表明することばだということもできる。今回のレポートではこの未婚と非婚の差を意識し、考察を進めていく。
第2章.未婚現象の実際
現代の日本において、未婚化は本当に進行しているのだろうか。総務省統計局時系列データによると、平成17年度の配偶関係別割合(%)における20代独身女性の割合は73.9%である。15年前の平成2年度の配偶関係別割合における20代独身女性の割合は、62.6%であるから、20代女性の未婚化は実際に進行していると言える。

総務省統計局時系列データ:男女,年齢,配偶関係データから作成
未婚化が進行すると、社会にどのような影響があるだろうか。ひとつとして、少子化への影響が挙げられる。厚生省の人口動態調査によると、合計特殊出生率は減少しているが、一組の夫婦が持つ子供の数は大幅に減っているわけではない。シングル親制度や事実婚に対する理解が実質的に整っていない状況を考慮すると、一般的には結婚が子産みへの前提条件となる場合が多いのではないだろうか。「デキ婚」もその意識の現れと言うことが出来る。子供を授かったときに、シングルのまま子供を産むという選択肢は特別な事情を除いて望まれにくいものではないだろうか。未婚化の進行が社会に与える影響のひとつとして少子化問題が挙げられることは事実である。
第3章.未婚化の原因
未婚化はなぜ進行したのだろうか。女性の未婚化が進行した原因についてメディアではさまざまな推論が主張されている。非婚・未婚化や結婚についての特集を扱った5つの雑誌(2)を調査対象として使用し、その中で未婚化が進行している原因ではないかと推測されている言説を抽出した。それらを類似する言説ごとに集約し、簡単な要約を示して分析を試みる。
<未婚化の進行における主な原因として挙げられている言説>
1.結婚をしても失敗するのではないかという恐怖が増えたため
(cf.「これから結婚を控える世代は、周りに溢れる「失敗例」を気にせずにはいられない」したい結婚したくない結婚 AERA 2006.2.13, 14-19))
暴力夫・借金夫など、結婚した後に「こんなはずではなかったのに」という例が周りからの情報として独身女性の耳に入ってくる。マスコミは「結婚したらこんな恐怖が待っていた!」等の情報を大げさに流す。また、海原純子(2001)は未婚女性の結婚観は親の価値観に大きく影響されることを指摘しているが、現代の独身女性の親世代には「熟年離婚ブーム」が存在した。これらの情報を大きな影響として受け取り、失敗をよくないこととする価値観を内在化させている独身者は、自身の結婚に対しても大きな不安を持ってしまう。パラサイト・シングルの増加などにより、結婚しなくても生活している環境が整ったことが間接的な要因となっている。
2.理想を追い続けるため
(cf.「どうしても自分よりちょっと上の人がいい、と思ってしまうところが問題」 特集・非婚化社会がやってくる」 中央公論 2005.12, P36)
以前の日本では、結婚は外部からの圧力により行われることも多かったが、そのような社会規範が緩んだ後、独身者は自由に結婚相手を選ぶことが出来るようになった。また、パラサイト・シングルの増加などにより、結婚をしなくても生活していける環境が整い、以前に比べて結婚について焦ることがなくなった。その結果として「結婚相手の品定め」が可能になり自分の求める理想を追い続けることが可能になったため未婚化が進行したという言説である。
3.結婚によって自分の資源を犠牲にされることに否定的
(cf.「どんなキャリア女性に聞いても、自分のためには働きたいが、夫や子供を養うほどに、とは思っていない」 結婚難男女の本音 AERA 2005.1.3-10, P18)
自分で稼いで得た金を結婚した後の生活資金としてあてにしたくない意志が働くと指摘する言説。経済的な面だけではなく、自分の時間を結婚生活に取られることに否定的な面もある。それは、上記の2の中で述べたように、結婚をしなくても生活していける環境が整い、結婚を完全な「選択」として捉えることができるようになったという条件が前提にあると考えることができる。
4.独身男性の経済力の低下
(cf.「結婚難に陥る男の事情、女の本音」山田昌弘 中央公論 2005.12, P44)
山田(2005)は「女性は経済的責任を男性に求める。しかし、女性を満足させる経済力をもつ未婚男性の数は、1975年以降徐々に減っていく」と指摘する。女性が経済的責任を男性に求めるという指摘内容は、上記の2の言説「理想を追い続けるから」という理由の具体的な内容のうちのひとつである。結婚相手に経済力を求める女性の数が以前と変わらない、もしくは増加したと仮定したら、独身男性の経済力の低下で結婚するカップルの数は減るだろう。また、不確かな情報ではあるが、ネット上には「結婚は1億円の無駄遣い」という表現も存在する。結婚をするためには金が必要だという意識が男女ともに結婚を遅らせていると考えることも出来よう。
5.社会における結婚に対する価値の低下
(cf.「結婚しなければ大変なことになるという恐怖―一人で老いるのが怖い、世間の目が怖い、親の目が怖い―を持てずにいる人が、負け犬の女性には多いのではないか」 特集・非婚化社会がやってくる 中央公論 2005.12, P42)
以前の日本社会には「結婚しなければならない」「結婚しなければ生きていけない」という意識が内在化された規範が存在した。しかし、パラサイト・シングルの増加、女性の社会進出、性規範の変化、一人でも淋しくないツールの発展など多くの要因からライフスタイルは多様化し、結婚をしなくても生きていけるようになり、結婚の価値が相対的に下がったため結婚をする人が減ったという指摘である。以前は結婚が生きていくための手段として大きく捉えられていたが、多様なライフスタイルの出現によりその役割が減少していったためと考えられる。
6.自分の世界の完結による理由
(cf.「自分の世界が完結しすぎているので、そこに異性を組み込めるかという心配」 特集・非婚化社会がやってくる 中央公論 2005.12, P43)
多様なライフスタイルの出現により、結婚しなくても生きていける社会規範の中で自身が選択的な態度で結婚への判断に臨んだ際、独身のときに出来上がった世界観を捨てられないという指摘である。結婚をするということは、生活の中に他人を組み込むことである。それをわかっているからこそ、異性を組み込めるか心配であるという意識が生まれてくるものと考えられる。
7.結婚に対して絶対的な価値を見出さなくなった
(cf.「結婚のような曖昧なものの場合、損得を理詰めで考えてしまうと、やっぱり結婚しないほうがいいという結論になりかねない」特集・非婚化社会がやってくる 中央公論 2005.12, P41)
以前は漠然と存在した結婚への憧れが減少したという指摘である。たとえば「およめさんになりたい」という意識の低下などが考えられる。多様なライフスタイルの出現が結婚するカップルの数の相対的な減少の理由として挙げられていることに対し、結婚そのものに対する価値が減少したため、能動的に結婚を選択する人の数が減ったという指摘である。
8.恋愛から結婚へという社会的通念の浸透
(cf.「結婚も昔は多くの人がお見合いだったけど、いまは恋愛という「業績」の結果としての結婚を求めている」 結婚は画竜点睛か AERA 2006.1.2-9, P40・「感情より遠い未来の理想像を頭で描くから行動に移れない」 結婚難男女の本音 AERA 2005.1.3-10, P21)
以前と比べ、「恋愛結婚が主流」という社会的通念が浸透した。その結果、結婚したいけれど恋愛する相手がいないから結婚できないと考える独身者が増えたという分析である。昔は結婚の多くはお見合いによるという通念が存在したが、現在ではお見合い結婚は人気がなく、感情的な結びつきを結婚への価値観として重視するようになった、それが未婚化の進行を導いたという指摘である。
もうひとつは、恋愛から結婚へという社会的通念の浸透において、感情の結びつきで結婚を決断することに危機感を感じて結婚が出来ないというパターンがある。恋愛結婚をする段階になって、感情的な結びつきを大きな判断理由として選択し、結婚することに違和感や疑問を抱き、結婚に踏み切れないケースを指摘している。
9.男性の結婚願望の低下
(cf.「女性のやる気ばかりが目立って、男性は俯いてしまっているという印象です」特集・非婚化社会がやってくる 中央公論 2005.12, P36)
斎藤環は中央公論(2005.12)の中で男性の結婚願望の低下について主に2つの理由を挙げている。1つは「男性は結婚相手に「所有」できそうな、自分に従ってくれるタイプの女性を望んでいる」が、「「所有」の欲求を生身の女性以外で充足してしまって、現実の男女関係に踏み出さなくなった感がある」。もう1つは「常に「関係」を求める女性に対して、男性は単独行動に慣れてしまいやすい」。この2つの理由が本当にすべての男性に当てはまるかはわからないが、斎藤の言うような男性が実際に増えたとすれば、女性が結婚をいくら望んでいたとしても未婚の状態にとどまらざるを得ないだろう。これは、女性の意志に関係なく結婚を取り巻く環境がこのような状況に変化したため、未婚化を進行させていると考えられる。
以上が抽出によって判明した、未婚化の進行の理由として主張されている言説のまとめである。それぞれの推論は複雑に絡み合っており、完全に独立したものだといえないかもしれない。しかし、特徴的なものとして分類してみると以上のような9項目に分けることができた。次の章では、独身女性の価値観を実際に調査票によって調査し、以上9項目の推論の具体的な信憑性について論じてみたい。
第4章 結婚願望と時間的展望の調査からの考察
実際の独身女性は、自分の結婚について願望や展望をどれくらい持っているだろうか。また、女性が自ら結婚をしない判断を行っているとされるいわゆる非婚感情を未婚化の進行の原因であると指摘した言説に対し、結婚したいと考えているがさまざまな理由によって結婚が難しいことが未婚化の進行の理由であると指摘した言説があった。本稿ではそれを、未婚感情に基づく未婚化進行の原因と位置づける。未婚と非婚の差については第1章で述べたとおりである。独身女性の中には、本当に未婚感情と非婚感情を区別する意識が存在するのだろうか。この章では独身女性に行ったデータをもとに、その分析を行う。調査は独身女性を対象に作成した調査票を用い、二つの質問に回答してもらった。質問は、1つ目が「あなたは20代で結婚したいですか?」という結婚願望を尋ねるものであり、2つ目が「あなたは自分が20代で結婚すると思いますか?」という結婚に対する時間的展望を尋ねるものである。回答者には、この二つの質問に対しそれぞれ「はい」か「いいえ」で回答してもらった。調査票は封筒に入れ回答内容が見えないよう配慮して配布し、匿名で回収した。
[調査1]
回答者:大阪府立大学の未婚の女子学生119名である。年代は10代後半と20代前半が主である。
結果:
1.質問ごとの回答の割合は以下のようになった。
表1.質問1に対する回答の割合

表2.質問2に対する回答の割合

2.質問1の回答別に2群に分類し、それぞれの群について質問2の回答の割合を調べてみると、以下のようになった。
表3.質問1の回答別質問2の回答の割合

考察
結果の1の表1から、結婚したくないと答えた回答者は約1割である。およそ、10人のうち9人が結婚したいという願望を持っており、結婚願望はかなり多くの回答者が持っているものであるといえる。多くの10代後半・20代前半の独身女性にとって、結婚は叶えたい願望のひとつであることがわかる。結婚を判断する直前に調査を行ったわけではないので、想像の上での域にとどまるが、総合的に結婚をしたくないという非婚感情を持つ回答者は今回の調査結果からはかなり少ないという結果が出た。
結果の2の表3は、質問1の回答別に回答者を2群にわけ、それぞれの質問2の答えの割合を調べた結果をまとめたものである。これによると、質問1で結婚したいと思っている回答者の4人に1人以上が、自分は20代で結婚しないだろうと答えていることがわかる。4人に1人は「20代で結婚したいけれど、自分は20代では結婚しないだろう」と考えている。ここから、4人に1人が結婚に対して消極的非婚展望の意識を自覚的に持っていると考えられる。また、質問1で「結婚したくない」と答えた積極的非婚展望の意識を持つ回答者とあわせると、その割合は全体の33.61%である(表2)。3人に1人は、自分が20代では未婚の道を辿るかもしれないと予想している。結婚願望を持つ学生の割合はかなり高いといえるのに対し、全体の3人に1人が自身の20代を独身で過ごす可能性を自覚しているという点について、未婚化に対する社会や環境による外的要因を、独身女性当人たちも意識しているということがわかる。
第5章 未婚女性がもつ結婚価値の大きさ
第4章では、多くの10代後半・20代の未婚女性に結婚願望があるということがわかった。それでは、未婚女性の結婚に対する価値は実際に高いといえるのだろうか。第2章で抽出した未婚化の原因と推測される言説の中で「独身女性は結婚に対する理想を追い続けるために結婚が出来ないのだろう」というものがあった。確かに、結婚に対する理想を高く持ちすぎて現実の結婚生活を最初から拒否したり、特別に高い理想を維持したまま現実の結婚相手を選択的態度で見定めようとしたりすると、理想の相手に出会うまで結婚が先延ばしにされがちになるだろう。そのとおりならば、未婚化の進行の原因となる可能性はおおいにある。この章では、実際に未婚女性と既婚女性における結婚観を調査し比較することで、未婚女性の結婚に対する価値観は本当に高いのかということを調べてみたい。
[調査2]
方法:結婚に際して判断基準となると考えられる項目10個を羅列した調査表を作成した(3)。未婚女性に、項目のそれぞれについて、自分が結婚する際のこだわり度を5段階で評価してもらった。対照群として既婚女性にも同じ調査票により調査を行った。既婚女性については、結婚を判断したときのことを思い返してもらい、そのときにこだわった点について5段階で評価してもらった。10項目はすべて、得点が高くなるにつれ結婚に対するこだわりが強く表れるよう設定されている。この質問項目はA(結婚そのものに対する価値)とB(結婚相手に求める価値)の2つに分類した4)が、調査票に記載する際にはランダムに配置し、AとBの違いは提示しなかった。回答から得られた10項目の得点の回答者別合計点を合成得点(50点満点)として算出し、価値得点とした。価値得点は低い順にレベル1からレベル4に分類された。
表4.価値得点とレベルによる分類

回答者:回答者は、大阪府立大学の学生と大阪府立大学女性学センターが主催した女性学連続講演会に出席した府民である。
年代:回答者の未婚・既婚別年代内訳は以下のとおりである。
表5.回答者の未婚・既婚者別年代内訳

結果:
1.未婚・既婚者における価値得点の分布は以下のようになった。


価値得点における未婚者・既婚者の平均値の差について、df=41、α=0.05(両側検定)のときのtの臨界値は±1.682878003なので、t=4.118796494>1.682878003であり、有意であった。
2.レベルごとの既婚・未婚者別割合分布は以下のようになった。

考察:
結果の1の図2と図3より、未婚者は35点から40点にもっとも多く分布し、既婚者は30点から35点の間に最も多く分布することがわかる。比較してみると、既婚者群の方が結婚を判断する時点において、こだわりを小さく見積もっていたことがわかる。やはり、未婚者は結婚に対するこだわりを多くもつということが言えそうである。レベル別の割合を比べてみると、未婚者・既婚者ともにレベル3が割合としてもっとも大きいことがわかる。未婚者・既婚者ともに結婚に対するこだわりは、やや高めであるといえる。また、レベル2では既婚者の割合が多いのに対し、レベル4では未婚者の割合が多かった。これは、未婚者と既婚者を比べたときに、ある一定の数の人は未婚者であればこだわりを高くもち、既婚者はこだわりを低く見積もっていたということができる。結婚について、独身女性は確かに高いこだわりを持っていそうである。
未婚者が回答の基準とするのは予想した結婚判断の際の理想であり、既婚者が回答の基準とするのは実際に結婚を判断した過去の事実に基づく結婚観である。未婚者群の回答者の中には、具体的な結婚相手を想像して回答した人もいれば、今は具体的な相手を想像しないけれど、結婚するのだとしたらこんな人がいい、と想像して回答した人もいただろう。既婚者は、「実際結婚したときは、項目についてはこの程度こだわった」という視点で回答してもらった。この2群においては、同じ価値観を測定しているとはいえない。この2群において測定されたものは、結婚を判断する際の理想と現実である。よって、既婚者が独身だったときに、理想を少なく見積もっていたから結婚できたと結論づけることはできない。既婚者も、独身であった際には理想を高く持っていたかもしれないが、結婚をするときにはこだわりを抑えて結婚したという可能性が存在するからである。実際に結婚を判断する際には、理想よりも低いこだわりで結婚を判断しているというわけである。これにより、理想が高いために結婚が出来ないと安易に決め付けることは出来ないといえる。
第6章 独身女性の価値観の特徴
未婚者と既婚者別の調査によって、結婚を判断するときのこだわりの理想と現実という点において、有意な差が得られた。確かに未婚女性は結婚に対し現実より大きな理想を持っているようである。それでは、独身女性は結婚に対してどのような内容の価値観を持っているのだろうか。この章では主に非婚感情に基づいて行う結婚に対する判断の要因の分析のために、独身女性の結婚観を取り上げる。結婚における価値観といっても、さまざまなものがある。今回は、調査2においてA(結婚そのものに対する価値)とB(結婚相手に求める価値)の2つに分類した尺度を想定して調査を行ったが、主成分分析をしたところ、AとBへの分類を妥当とすることはできなかった。その代わり、3つの主成分に因子を分類することができたので、それを用いて独身女性の結婚観の中身を分析してみたい。
[調査3]
方法:調査2で用いた10つの項目について主成分分析を行い、3個の主成分を抽出したところ、第1主成分は選択的態度、第2主成分は環境重視、第3主成分は感情重視であることがわかった(5)。そこで、3つの主成分に項目を分類し被験者別に合成得点を算出した(平均点・5点満点)。
回答者:回答者は、大阪府立大学の学生の独身女性130名である。年代は主に10代後半と20代前半である。
結果:
1.3因子の主な記述統計量は以下のとおりである。
記述統計量
|
|
平均値 |
標準偏差 |
N |
|
選択的態度 |
3.7692 |
.57936 |
130 |
|
環境重視 |
3.0333 |
.82682 |
130 |
|
感情重視 |
4.2615 |
.72126 |
130 |
2.「選択的態度」「環境重視」「感情重視」の3項目の合成得点について、度数分布表を作成してみると、以下のようになった。



図5.主成分別得点ヒストグラム
3.各因子の相関係数は以下のようになった。

考察:
10個の項目について主成分分析を行ったところ、第1主成分は選択的態度、第2主成分は環境重視、第3主成分は感情重視であることがわかった。1つ目は「選択的な態度」に基づく判断基準である。選択的な態度に基づく判断基準というのは、たとえば「できるだけ失敗がない結婚になるように考慮する」「相手の経済状況を考慮する」など、自分がその結婚相手を選択することで付加的に生じてくる状況についての資源を、結婚を考える際に考慮するということである。次に、「環境重視」型がある。これは、「社会環境を考慮する」「相手の家族状況について考慮する」など、結婚を取り巻く身の回りの社会状況を結婚する際に考慮するという価値観である。最後に、「感情重視」型の価値観がある。これは、「結婚がしたいという自分の気持ちを考慮する」「相手の恋愛感情を考慮する」など、結婚相手に対する愛情や情緒的な強さを考慮することを結婚についての判断基準にするという価値観である。
3つの因子の平均値を比べてみると、感情重視が最も高く、次に選択的態度、環境重視と続く。多くの回答者は結婚相手について自分が愛することが出来る相手かどうか、自分を愛してくれる相手かどうかを、結婚を判断する際に重視するようである。結婚をするときの社会状況や家族環境についてのような、自分たちを囲む環境についてのこだわりの態度はもっとも低い平均値が出た。多くの回答者が、結婚を判断する価値観に、愛があれば困難な環境にも立ち向かっていけるという恋愛至上主義的な意識を持っているといえるだろう。
また、相関係数についての結果は、選択的態度と環境重視の態度については高い相関が出た。相手の資源に多くこだわる人ほど、結婚生活を取り巻く環境の良さについても考慮して結婚を判断するといえる。感情重視については、他の因子と有意な相関は現れていない。愛があれば社会環境は必ずしもよくなくてもよい、愛があればたとえば相手の経済状況はさほど気にしないというこの結果からも、恋愛至上主義的意識を読み取ることができる。
第七章 項目別調査結果から見る推論
[調査4]
第五章で行った調査の未既婚別項目ごとの得点の平均値を算出すると、以下のようになった。

このように、未婚者と既婚者では項目ごとに得点の平均値の大きさが異なる。ほとんどの項目で未婚者が既婚者の得点の平均値を上回っていることがわかる。項目によっては既婚者の方が高い平均値をとっているものもある。この章では、項目ごとに未婚者と既婚者の平均値の有意差を検定し、第2章で未婚化進行の理由として挙げたものと照らし合わせながらその妥当性の分析を行う。調査結果に有意差がないということは、未婚者が想像しているこだわりと既婚者が実際に結婚を判断した際に持っていたこだわりはさほど変わらないということになり、すなわちそれへの理想の高さが原因で未婚化が進行しているとは必ずしも言えないことになる。
項目1「出来るだけ失敗がない結婚になるように考慮する(例:離婚やDVがない可能性を考える)」
第2章で挙げた推論の1に対応する質問である。調査結果の図6を見てみると、未婚女性はこれについてかなりこだわりを強く持って結婚を判断すると考えられる。10項目中平均値がもっとも高い項目であった。また、既婚者が結婚を判断した際にこだわっていた強さとの差がもっとも大きい項目であった。未婚者・既婚者の平均値の差について、5%水準で有意であった。(t(35)=5.204,p<.05)離婚やDVが失敗であると考え、それができるだけないように選択的に結婚を判断する態度は未婚者では特に高い。これが未婚化進行の理由となっている可能性は高そうである。ただ、こだわりを多く持つ結果が「マスコミの影響(三浦展,2006)」かどうかは今回の調査からはわからなかった。
項目2「自分の世界を出来るだけ壊さない結婚を考える(例:一人の時間が取れるような結婚を重視する)」
酒井は、中央公論(2005.12)の特集で「自分の世界が完結しすぎているので、そこに異性を組み込めるかが心配」と語っている。女性の社会進出などの理由により独身でも経済的に生きていける環境になったときに、女性は自由な生活を謳歌し、結婚を避けて一人で生きる道を選ぶのだろうという予想である。酒井は「なんとなく一人のまま生きていくこともできる時代だし」と語り、積極的結婚の意志を持つことが難しいということも同時に示唆している。これは第2章で挙げた推論の6にあたる。この因子は未婚化促進の原因になっているといえるだろうか。調査結果から多くの女性が結婚したいと考えている中、自分の世界を出来るだけ怖さない結婚かどうかは、未婚女性はさほど重視していない。また、未婚者と既婚者のこの項目の平均点の差について有意差は見られなかった。未婚女性の、自分の世界を壊されるのを避けるというこだわりが原因で未婚化が進行しているとは言えなそうである。未婚者は自分の世界を壊されたくないがために非婚感情を持ち合わせるといった推論は真実ではないと考えられる。
項目3「周囲の状況によって結婚を考えると思う(例:親が結婚をすることを勧めてくる)」
この項目は、もっとも未婚者群の得点の平均値が低い項目であった。また、未婚者と既婚者のこの項目の平均点の差について有意差は見られなかった。親が結婚を勧めてくるからと言って、それが結婚への契機になるかといえば、相対的に比較してそうでもなさそうだということがわかる。海原(2001)は、独身女性の結婚への価値観は親に影響されると指摘したが、親の否定的な価値観を独身女性が影響として受けることはあっても、親の結婚に対する肯定的な価値観が、独身女性の結婚について必ずしも影響を与えているわけではないと言うことができそうである。
項目4「結婚がしたいという自分の気持ちを考慮する」
この項目は比較的高い得点の平均値が算出された。結婚はしたいからするものであるという意識があることがわかる。したければするし、したくなければしないのだという結婚に対する自身の選択的態度への意識化が見られる。未婚者と既婚者のこの項目の平均点の差について有意差は見られなかった。よって、少なくとも調査からはこの意識は主たる未婚化の進行の原因とはみなされない。また、第2章の抽出した推論のうち、7がこの項目と対応すると考えられるが、調査1の結婚願望を持つ回答者が多かったことも合わせて考えると、結婚への絶対的な価値が減少したとは必ずしも言えないし、それが未婚化の進行の原因となっているとは言えないのではないだろうか。
項目5「社会状況を考慮する(例:20代の夫婦が暮らしやすい社会状況かを考える)」
この項目では、未婚者・既婚者の平均値の差について、5%水準で有意であった。(t(159)=3.396,p<.05)既婚者が結婚を判断する際に社会状況についてさほどこだわらなかったと答えるのに対し、未婚者はある程度こだわるだろうと回答している。ここから推測できることは、実際に結婚を判断するときは、社会状況はさほど考慮の対象にならないが、未婚者が結婚の判断の際を想像してみると、社会状況を考慮するのだということである。この人だと思う人が見つかれば社会状況をさほど考慮せずに結婚を決断するということも言えるかもしれない。
未婚化の進行の原因のひとつとしてこの因子を考えることも出来よう。結婚を考える際に、この項目が環境重視の主要な指標になっている中、独身女性が社会状況に対し「結婚に対して不利な社会状況である」と判断するのであれば、当然独身でいる選択をする可能性は高くなるのである。
項目6「相手の容姿について考慮する(例:顔のよさ・背の高さなど)」
これは、結婚相手の資源についてどのくらい考慮するかを質問した項目であるといえる。しかし同時に、結婚相手の「見た目」に限定した項目のため、これが「理想を追い続ける」という第2章の2を的確に反映したものとは言えない。未婚者のなかでも、これにこだわりを持つ人と持たない人の差は個人の嗜好に寄与すると考えられるからである。未婚者と既婚者のこの項目の平均点の差について有意差は見られなかった。
項目7「相手の経済状況を考慮する(例:資産・所得など)」
この項目では、未婚者・既婚者の平均値の差について、5%水準で有意であった。(t(38)=3.031,p<.05)この項目は、第2章で推測として抽出した4に関連する。山田は2005年12月の中央公論の特集内で、「女性は、結婚後、男性(夫)に家計を支える責任を求めるという傾向が強い」と述べているが、今回の調査からも実際に回答者が相手の経済状況についてかなりこだわると答えた人が多かったことがわかる。また、未婚者と既婚者の平均値の差が有意であったことから、既婚者が実際に結婚を判断した際に経済状況については未婚者が想像しているよりも低く考慮して結婚したことがわかる。これはひとつの未婚化の進行の原因といえるのではないか。結婚を判断する際に相手の経済状況を考慮するあまり、結婚に踏み切れないという現象が起こることは考えられる。
項目8「趣味・嗜好が自分と合う相手かを考慮する(例:相手と同じことをして余暇を過ごせるかなど)」
この項目についてのこだわりが大きいとすれば、未婚女性はある一定の自分の世界を壊されるのが嫌で、結婚するとしたらそれを確保できる結婚かどうかを考慮するという意志を持っていると考えられる。回答の平均値はやや高めであった。これは、結婚相手を選択する際に趣味・嗜好が自分と合う相手かどうかを選択的に判断しているといえるのではないだろうか。また、未婚者と既婚者のこの項目の平均点の差について有意差は見られなかった。結婚相手をこの項目によりやや考慮する一方で、この項目が原因で実際に結婚の決断を考慮するという未婚への原因とはいえないと考えられる。
項目9「相手の家族状況について考慮する(例:相手の親と同居かどうかなど)」
この項目では、未婚者・既婚者の平均値の差について、5%水準で有意であった。(t(159)=2.947,p<.05)結婚を考慮する際に、未婚女性は既婚女性よりも多く相手の家族状況について考慮すると考えることが出来る。ただし、この項目における未婚女性のこだわりについては他の項目と比べそれほど高いとはいえない。そのため、この項目が主な原因として未婚化を進行させているとはいえないのではないかと考えられる。
項目10「相手の恋愛感情を考慮する(例:愛してくれているから結婚するなど)」
この項目ではかなり高い得点の平均値が算出された。ただし、この項目については、未婚者と既婚者のこの項目の平均点の差について有意差は見られなかった。未婚女性が情緒的結びつきを考慮するあまり未婚化進行の原因になるとは言えなそうである。では、この項目が必ずしも未婚化進行の原因とならないかといえば、そうでもないと考えられる。第2章の抽出された言説の9の、「男性が生身の女性に恋愛感情を抱かなくなっている」という斎藤環の指摘が本当だとすれば、女性が恋愛感情を大きく考慮することで未婚化が進行するということは考えられる。
おわりに
以上、さまざまな場面で主張されている未婚現象の原因を抽出し、独身女性の未婚感情と非婚感情の意識化について調べることで未婚現象のメカニズムを分析し、結婚を判断する際に指標となる項目ごとの平均値と未婚者・既婚者の平均値の有意差を分析して、未婚化の進行の理由について考察を進めてきた。今回の調査では、対象を女性に限定して行ったため、女性の未婚化の進行を取り巻く環境要因としての「男性の価値観」を測定することができなかった。また、独身女性を取り巻く社会状況の変化についての実際の調査も行っていない。このために多くの独身女性が結婚願望を持っている事実に対してなぜ未婚化が進行しているのかという点が明らかにされなかった。こちらの理由に関しては、今後の調査が必要であると考えられる。結婚は、ひとりでするものではなく、パートナーとの合意の上で行われるものであるので、その重要性は非常に大きいと今回の調査を通して考えるようになった。最後に、アンケートに協力してくださった大阪府立大学の女子学生と府民のみなさんにお礼申し上げます。調査票を配布させてくださり、レポートについてご懇意に指導してくださった上村先生、田間先生、伊田先生、統計法を学び始めて半年の未熟な私に、このレポートにおける統計の手法について指導してくださった岡本先生、谷村先生、レポート作成するすべての段階でご助言を下さり指導してくださった森岡先生、本当にありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。
註
(1)特集・非婚社会がやってくる 中央公論 2005.12, P32
(2)特集・非婚社会がやってくる 中央公論 2005.12, 32-61
したい結婚したくない結婚 AERA 2006.2.13, 14-19
結婚は画竜点睛か AERA 2006.1.2-9, 40-44
あなたの結婚偏差値 AERA 2005.7.11, 16-21
結婚難男女の本音 AERA 2005.1.3-10, 16-21
(3)質問票は本稿の最後に添付した。(付録1)
(4)AとBの分類については本稿の最後に添付した。(付録2)
(5)各主成分に含まれる項目については本稿の最後に添付した。(付録3)
参考文献
小倉千加子(2007)『結婚の条件』朝日新聞社
酒井順子(2006)『負け犬の遠吠え』講談社
上野千鶴子・信田さよ子(2004)『結婚帝国女の岐れ道』講談社
海原純子(2001)『なかなか結婚しない女すぐ結婚する女―彼女たちを縛る心の鎖』大和書房
(付録1)結婚に関するアンケートのおねがい
*これは人間科学科・人間学演習の調査研究に使用するための匿名アンケートです。
*アンケート結果は人間学演習のレポートにのみ使用します。それ以外の目的には使用しません。
大阪府立大学人間科学科3回生 宮澤由歌
1.あなたの年代 ( 10代 ・ 20代 ・ 30代 ・ 40代以上 )
2.あなたは未婚者ですか?既婚者ですか?死別・離別・事実婚の方は、既婚にマルをつけてください。 ( 未婚 ・ 既婚 )
2.で未婚と答えた方にお聞きします。
あなたは、どのくらい結婚願望がありますか?当てはまる数字に丸をつけてください。
|
全く結婚したいとは思わない |
どちらかといえば 結婚したくない |
どちらかといえば 結婚したい |
絶対結婚したい |
1__________2_________3___________4
10代・20代で未婚の方に以下のことをお聞きします。それ以外の方は、質問3へお進みください。
あなたは、自分が20代で結婚すると思いますか?( はい ・ いいえ )
あなたは、20代で結婚をしたいですか?( はい ・ いいえ )
3.あなたが結婚を考えるときに考慮する点(既婚者の方は、考慮した点)はなんですか?
以下の項目について、重要度を示す数字に丸をつけてください。
|
まったく考慮しない 必ず考慮する 1 2 3 4 5 |
出来るだけ失敗がない結婚になるように考慮する 1 2 3 4 5
(例:離婚やDVがない可能性を考える)
相手の容姿について考慮する 1 2 3 4 5
(例:顔の良さ・背の高さなど)
自分の世界を出来るだけ壊さない結婚を考える 1 2 3 4 5
(例:一人の時間が取れるような結婚を重視する)
相手の経済状況を考慮する 1 2 3 4 5
(例:資産・所得など)
周囲の状況によって結婚を考えると思う 1 2 3 4 5
(例:親が結婚をすることを勧めてくる)
趣味・嗜好が自分と合う相手かを考慮する 1 2 3 4 5
(例:相手と同じ事をして余暇を過ごせるかなど)
結婚がしたいという自分の気持ちを考慮する 1 2 3 4 5
相手の家族状況について考慮する 1 2 3 4 5
(例:相手の親と同居かどうかなど)
社会状況を考慮する 1 2 3 4 5
(例:20代の夫婦が暮らしやすい社会状況かを考える)
相手の恋愛感情を考慮する 1 2 3 4 5
(例:愛してくれているから結婚するなど)
4. 上記のほかに、あなたが結婚を考えるとき(既婚者の方は結婚したとき)に考慮する点があれば自由に記入してください。上記の点についてさらに詳しく書きたいことがあれば、それもご自由にお書きください。
ご協力ありがとうございました。
(付録2)質問票・質問3における2つの価値グループについて
価値Aグループ(→結婚という出来事に対する価値観)
[A1]出来るだけ失敗がない結婚になるように考慮する(例:離婚やDVがない可能性を考える)(→価値4@)
[A2]自分の世界を出来るだけ壊さない結婚を考える(例:一人の時間が取れるような結婚を重視する)(→価値4A)
[A3]周囲の状況によって結婚を考えると思う(例:親が結婚をすることを勧めてくる)(→価値4B)
[A4]結婚がしたいという自分の気持ちを考慮する(→価値4C)
[A5]社会状況を考慮する(例:20代の夫婦が暮らしやすい社会状況かを考える)(→価値4D)
価値Bグループ(→結婚相手に求める価値観)
[B1]相手の容姿について考慮する(例:顔の良さ・背の高さなど)(→価値4E)
[B2]相手の経済状況を考慮する(例:資産・所得など)(→価値4F)
[B3]趣味・嗜好が自分と合う相手かを考慮する(例:相手と同じ事をして余暇を過ごせるかなど)(→価値4G)
[B4]相手の家族状況について考慮する(例:相手の親と同居かどうかなど)(→価値4H)
[B5]相手の恋愛感情を考慮する(例:愛してくれているから結婚するなど)(→価値4I)
(付録3)3つの主成分の項目わけについて
3因子限定
1.選択的態度
[B2] 相手の経済状況を考慮する(例:資産・所得など)
[A1] 出来るだけ失敗がない結婚になるように考慮する(例:離婚やDVがない可能性を考える)
[B1] 相手の容姿について考慮する(例:顔のよさ・背の高さなど)
2.環境重視
[A5] 社会状況を考慮する(例:20代の夫婦が暮らしやすい社会状況かを考える)
[B4] 相手の家族状況について考慮する(例:相手の親と同居かどうかなど)
[A3] 周囲の状況によって結婚を考えると思う(例:親が結婚をすることを勧めてくる)
3.感情重視
[A4] 結婚がしたいという自分の気持ちを考慮する
[B5] 相手の恋愛感情を考慮する(例:愛してくれているから結婚するなど)
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