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作成:森岡正博 
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書評

このページには、私が新聞などに書いた書評の全文をアップしていきます。以前は「信濃毎日新聞」専用でしたが、その後いろいろ広がってきているので、枠をはずして全部ここに収めていきます。(クリックすると「感じない男」ブログ掲載の書評全文にジャンプします。)

 



2009年

2009年7月12日日経新聞

『いのちの砂時計』『終末期医療と生命倫理』『余命半年』『がんと闘った科学者の記録』

二〇〇六年に、富山県の射水市民病院で、終末期患者の人工呼吸器が取り外されて死亡する事件が発覚した。これは殺人ではないかということで問題となったが、この事件は同時に、水面下で行なわれている数多くの類似のケース・・・ >>続きを読む

 



2008年

2008年10月19日日経新聞

立岩真也『良い死』筑摩書房・2800円

この本のタイトルは「良い死」というのであるが、中身を読んでみても、良い死に方とはかくかくしかじかである、とは書いていない。そのかわりに、死にゆく人間をケアしたり、その死を早めたりする行為を考えていくときに、誰もが肝に銘じておかねば・・・ >>続きを読む


2008年6月22日熊本日々新聞

杉田俊介『無能力批評』大月書店・2310円

秋葉原の無差別殺傷事件が起きたとき、私はちょうどこの本を読んでいた。そして、杉田さんがこの本で何度も執拗に考え続けているテーマが、秋葉原の事件に二重写しになって迫ってきた。事件の容疑者が犯行に及んだ動機として、格差社会の問題や、・・・ >>続きを読む


2008年6月8日東京新聞・中日新聞

池上甲一『食の共同体』ナカニシヤ出版・2625円

このところ、家庭内で「個食」が広がっている。かつての「家庭の団らん」は姿を消し、栄養のかたよりなども深刻になっていると言われる。これからは、それを反省して、食卓ににぎわいを取り戻し、家庭を活性化させていくことが大事だ、というふうになりがちだが、・・・ >>続きを読む


2008年4月27日熊本日々新聞

佐藤伸彦『家庭のような病院を』文藝春秋・1470円

年老いた親が病気で動けなくなったり、認知症が進んで徘徊するようになったら、いったいどうすればよいのだろうか。状態が悪化していくと、病院で看てもらうことになるのだが、病院の中は人間らしい生を送ることができる場所なのだろうか。・・・ >>続きを読む


2008年2月17日以降共同通信配信

須原一秀『自死という生き方』双葉社・1890円

これは真の論争の書だ。自殺について考察した本だが、社会思想研究家だった著者の須原さんは、人生を肯定したうえでの明るい自死は望ましいものであると本書で結論づけたのちに、二〇〇六年四月、身体も精神も健康なままで実際に自死した・・・ >>続きを読む


2008年3月2日熊本日々新聞掲載

宮地尚子『環状島:トラウマの地政学』みすず書房・2940円

阪神淡路大震災のような大惨事を経験して、心に大きな傷を負った人は、あの時間、あの場所で起きたことについて、自分の言葉で何ひとつ語れなくなることがある。また、繰り返されるDVや虐待を受けた人は、・・・ >>続きを読む

 



2007年

2007年12月23日熊本日々新聞掲載

永井均『なぜ意識は実在しないのか』岩波書店・1365円

哲学者の永井均さんの新著である。「なぜ意識は実在しないのか」という奇抜なタイトルが付けられているが、この本のいちばん面白いところは、それを手がかりにしながら、著者独特の哲学的な思索がぐいぐいと推し進められていくところにある・・・ >>続きを読む


2007年10月28日熊本日々新聞掲載

加藤秀一『〈個〉からはじめる生命論』NHKブックス・1019円

もしあなたに、生まれつき重い障害があったとしたら、あなたは「こんなことなら生まれないほうがよかった」と思うだろうか。世の中には、実際にそのように考えて、出産に立ち会った医師を裁判で訴える人たちがいる・・・ >>続きを読む


2007年9月2日熊本日々新聞掲載

木村俊一『無限のスーパーレッスン』講談社・1680円

「無限」の不思議さには、誰しもいちどは思いをはせたことがあるのではないか。宇宙の果てにむかってどんどん進んで行くと、どうなるのだろうか。もし宇宙に果てがあったとしても、さらにその向こうはどうなっているのだろうか・・・ >>続きを読む


2007年7月22日頃共同通信配信

ロンダ・シービンガー『植物と帝国』工作舎・3990円

十八世紀、カリブ地域の女たちは、オウコチョウという植物を使って、みずからの手で中絶をしていた。彼女たちは、欧州からの入植者の男たちによって、昼は奴隷労働を強要され、・・・ >>続きを読む


2007年7月8日熊本日々新聞掲載

イビチャ・オシム『日本人よ!』新潮社・1260円

日本のサッカー人気は、もう定着したとみてよいだろう。なかでも、日本代表チームの注目度はダントツである。監督は、昨年のワールドカップのときのジーコから、現在のオシムへと変わった。・・・ >>続きを読む


2007年6月10日日経新聞掲載

トニー・ホープ『医療倫理』岩波書店・1575円

高橋隆雄・浅井篤編『日本の生命倫理 回顧と展望』九州大学出版会・3990円

赤林朗編『入門・医療倫理2』勁草書房・2940円

日本に「生命倫理」という言葉が生まれてから、もう二〇年になろうとしている。一般語として、もう定着したと考えてよいだろう。この二〇年のあいだに、様々なことがあった。男女産み分けから始まって、・・・ >>続きを読む


2007年5月26日図書新聞掲載

山中浩司・額賀淑郎『遺伝子研究と社会−生命倫理の実証的アプローチ』昭和堂・3570円

この本は、遺伝子研究の社会的・倫理的な側面をめぐる、日本と米国の研究者たちのシンポジウムの記録である。グローバルな社会の中で遺伝子研究を進めるとはどういうことかについて、いままでの生命倫理の・・・ >>続きを読む


2007年5月13日熊本日々新聞掲載

星川淳『日本はなぜ世界で一番クジラを殺すのか』幻冬舎新書・780円

刺激的なタイトルの本である。著者はグリーンピースジャパン事務局長だということで、捕鯨大国日本を糾弾する書物かと思いきや、そういうわけでもない。各種の資料を用いながら、・・・ >>続きを読む


2007年3月『人間科学:大阪府立大学紀要 2』141〜143頁 掲載

田垣正晋編著『障害・病いと「ふつう」のはざまで――軽度障害者どっちつかずのジレンマを語る』明石書店・2520円

本書は、大阪府立大学人間社会学部社会福祉学科の教員である田垣正晋が、軽度障害者をテーマに編集した学術書である。軽度障害者とは、「健常者とも言いにくいし、障害者と言うのもはばかられる」という、・・・ >>続きを読む


2007年3月18日熊本日々新聞掲載

上川あや『変えてゆく勇気−「性同一性障害」の私から』岩波新書・777円

この本の著者である上川あやさんは、「性同一性障害」をもった世田谷区議会議員である。上川さんの場合、ものごころついたときから、自分の男の身体に大きな違和感を抱いていた。自分の心の性は女なのではないかと・・・ >>続きを読む


2007年1月28日熊本日々新聞掲載

末木文美士編『現代と仏教』佼成出版社・2625円

日本の仏教は、葬式仏教に成り下がってしまったということが言われて久しい。普通の人は、お葬式のときに仏教に出会うだけであるし、読経を聞いても、何を言っているのかまったく分からない。仏教は、・・・ >>続きを読む

 



2006年

2006年12月3日熊本日々新聞掲載

沼崎一郎『「ジェンダー論」の教え方ガイド』フェミックス1260円

東北大学の沼崎一郎さんは、そもそもは文化人類学を専門としていたが、夫婦別姓運動などにかかわるなかで、独自の男性学・ジェンダー論を作り上げてきた。その沼崎さんが、ある女子大で「ジェンダー論」の授業を・・・ >>続きを読む


2006年10月8日熊本日々新聞掲載

吉田敏浩『反空爆の思想』NHKブックス・1218円

イスラエルがレバノンを空爆したのは記憶に新しい。上空から狙いを定め、大量殺戮兵器を投下する。降り注ぐ爆弾は、軍事施設を破壊し、周囲の民間人を死傷させ、誤爆によって関係のない人々までをも巻き込む。レバノン・・・ >>続きを読む


2006年8月27日熊本日々新聞掲載

遠藤秀紀『人体 失敗の進化史』光文社新書・777円

生物の進化について書かれた本で、これほどまでにワクワクするものは、最近あまりなかったような気がする。この本の著者は、死んだ動物の解剖を専門とする学者だ。死んでしまったタヌキやアリクイを、・・・ >>続きを読む


2006年8月『論座』9月号314〜315頁掲載

立岩真也『希望について』青土社・2310円

この新刊は、立岩社会学への裏口からの入門書という仕上がりといえる。立岩は、一九九七年の大著『私的所有論』によって独自の地位を築いたが、その独特の文体のせいもあって、非常にとっつきにくい思想家だと思われてきた。・・・ >>続きを読む


2006年7月2日熊本日々新聞掲載

E・バダンテール『迷走フェミニズム』新曜社・1995円

フランスのフェミニズムの第一人者であるバダンテールの新著だ。この本で著者は、アメリカのラディカルフェミニズムを痛烈に批判している。そして、彼女たちのことを、男女の機微を知らない無粋な輩としてこきおろしている。著者は・・・ >>続きを読む


2006年6月25日東京新聞掲載

原宏之『バブル文化論』慶應義塾大学出版会・2100円

一九八〇年代に青春を過ごした者にとって、けっして見過ごすことのできない本が刊行された。あの時代の東京を生きた若者たちは、何か異様な明るさと戯れていた。サザンを聴き、雑誌片手に渋谷を闊歩していたかつての若者たちは、・・・ >>続きを読む


2006年5月14日熊本日々新聞掲載

江畑謙介『情報と戦争』NTT出版・2520円

戦争のやり方が、根本から変わろうとしている。それを押し進めているのは、情報テクノロジーを貪欲に軍事へと取り込んだ米軍だ。その成果は、アフガニスタンや、イラクで試され、そのうちのいくつかは大きな成功をおさめた。・・・ >>続きを読む


2006年3月12日熊本日々新聞掲載

梅田望夫『ウェブ進化論』ちくま新書・777円

いまやインターネットなしでは、仕事が円滑に進まない時代になった。知りたい情報があれば、まずはインターネットで検索してみる。するとたいがいの情報は短時間で手に入れることができる。それが正確なものであるという保証はないけれど、・・・ >>続きを読む


2006年2月19日信濃毎日新聞ほか(共同通信配信)

マイケル・S・ガザニガ『脳のなかの倫理』紀伊國屋書店・1890円

人がものを考えたり感じたりするときに、脳のどの部分が活性化しているのかを、脳科学の最新テクノロジーによって、頭の外から観察することができるようになってきた。この技術が進めば、人が脳のなかで何を考えているのかを、・・・ >>続きを読む


2006年1月1日図書新聞掲載

金森修『遺伝子改造』勁草書房・3000円

いま世界の生命倫理の議論でもっともホットな話題となっているのは、人間の遺伝子改造をどこまで行なってよいのかという「増強(エンハンスメント)」の問題と、人間の脳にどこまで医療技術が介入してよいのかという「脳神経倫理・・・ >>続きを読む

 



2005年

2005年12月18日熊本日々新聞掲載

ルードヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン著・イルゼ・ゾマヴィラ編『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記』講談社・2100円

ウィトゲンシュタインは、オーストリア生まれの哲学者で、二〇世紀の哲学に大きな足跡を残した、きわめて特異な人物である。まず、二〇代の終わりに、『論理哲学論考』という書物を著わして、自分は哲学の問題を最終的に解決したと宣言した。・・・ >>続きを読む


2005年12月4日岐阜新聞ほか(共同通信)掲載

宮台真司・北田暁大『限界の思考』双風舎・1995円

トリッキーな言論で話題を振りまく社会学者の宮台真司と、新進気鋭の北田暁大が、がっぷりと四つに組んでしゃべりまくった対談である。二人は、互いの発言を横目で見ながら、自説を怒濤のように展開する。このドライブ感を楽しめるか・・・ >>続きを読む


2005年11月27日中日新聞・東京新聞など掲載

森本卓郎『萌え経済学』講談社・1575円

本田透『萌える男』ちくま新書・735円

ここのところ、「萌え」がブームである。少し前までは、「萌え」などという言葉が大新聞の記事にでかでかと載るなんて、考えられなかった。それがいまや「萌え」を知らないと時代に乗り遅れる、というわけなのである。「萌え」とは、そもそも・・・ >>続きを読む


2005年11月6日日経新聞掲載

マーガレット・ロック『更年期』みすず書房・5600円

四〇代から五〇代にかけて、女性には閉経が訪れる。そのときに、女性たちは何を感じ、何を考えるのだろうか。医療人類学者、マーガレット・ロックは、その問いを探るために日本にやってきた。彼女はカナダの大学で教える研究者だが、・・・ >>続きを読む


2005年10月16日新潟日報ほか(共同通信)掲載

ビル・マッキベン『人間の終焉』河出書房新社・2310円

いま生命倫理の最先端では、驚くべきことが議論されている。遺伝子操作やクローンなどの技術を使って、生まれてくる赤ちゃんを親の思い通りに改造してもいいかどうかがホットな話題になっているのだ。 たとえば、IQ・・・ >>続きを読む


2005年10月9日熊本日々新聞掲載

茂木俊彦『都立大学に何が起きたのか』岩波ブックレット・504円

ここ数年の大学の変わりようには、ほんとうに目を見張るものがある。私は、大阪府が設置した大阪府立大学に勤務しているのだが、わが大学も今年から法人化された。法人化されると、大学は大阪府の下部組織ではなくなり、教員も・・・ >>続きを読む


2005年9月25日東京新聞掲載

ドナルド・リチー『イメージ・ファクトリー 日本×流行×文化』青土社・2520円

コギャル、ケータイ、コスプレ、マンガ。いまの日本を覆っているこれら不可解な現象を、日本通の欧米系外国人が見たら、どう感じるのか。それを知るために最適の本が刊行された。著者のドナルド・リチーは、日本映画の評論などで・・・ >>続きを読む


2005年8月14日熊本日々新聞掲載

宮地尚子『トラウマの医療人類学』みすず書房・3675円

「トラウマ」というのは、心の奥深いところに刻み込まれた傷のことだ。それはなにかの拍子にうずきだして、忘れたかと思っていた過去の記憶を鮮明に浮かび上がらせたり、原因不明の体調不良を起こさせたりする。「トラウマ」という言葉は、・・・ >>続きを読む


2005年6月12日熊本日々新聞掲載

内田隆三『社会学を学ぶ』ちくま新書・756円

大学の文系の学部に入った学生が、まっさきに惹かれるのは、人間の心を探る「心理学」と、人々のふるまい方を探る「社会学」だろう。実際、私の勤める大学でも、この二つの学問の人気はとても高い。社会学というと、・・・ >>続きを読む


2005年4月10日熊本日々新聞掲載

河野美香『学校で教えない性教育の本』ちくまプリマー新書・714円

性体験をする若者の年齢が、どんどん下がってきたと言われている。中学生や高校生の子どもをもつ親にとっては、大きな悩みだろう。子どもが家の外で何をしているのか、追跡して見張っているわけにもいかないし、かと言って・・・ >>続きを読む


2005年3月27日日経新聞掲載

デニス・アルトマン『グローバル・セックス』岩波書店・3600円

グローバル化については、いままで様々なことが語られてきた。アメリカ的な経済システムや価値観が全世界をくまなく覆い尽くすことによって、旧態依然たる社会秩序が解体することをよろこぶ意見がある一方で、そのブルドーザーのような・・・ >>続きを読む


2005年2月11日週刊読書人掲載

金井淑子編著『性/愛 岩波応用倫理学講義5』岩波書店・3570円

この本は、倫理学が「性」と「愛」の問題にどのように取り組めばよいのかを、おもにフェミニズムとの関係から探求したものだ。講壇倫理学は、伝統的に、「性」の問題をきわめて不得意としてきた。「セックス」ということばが倫理学の・・・ >>続きを読む


2005年2月6日熊本日々新聞掲載

上田紀行『生きる意味』岩波新書・777円

いまの社会を覆っているのは、なんとも言えない「息苦しさ」ではないのかと、私は常々考えてきた。世界有数の豊かな国になって、モノは溢れているのに、どうしてこんなに「生き生き」「はつらつ」としてないんだろうと。実際、何不自由ない・・・ >>続きを読む

 



2004年以前

2004年12月5日熊本日々新聞掲載

ヤコブ・ビリング『児童性愛者』(中田和子訳)解放出版社・2100円

今回紹介する『児童性愛者』を読んでいたら、ちょうど奈良市で小学校一年生の少女の殺害事件が起きた。犯人は、子どもに性愛感情を持つペドファイル(児童性愛者)ではないかと推測されている。小さな子どもを見て「かわいいな」と思ったり、「声をかけてみたいな」と・・・ >>続きを読む


10月17日東京新聞掲載

加藤秀一『〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか』ちくま新書・756円

最近では、仲人によるお見合いは、ほとんどなくなってきているらしい。若い男女の結婚は、「恋愛」結婚が常識となりつつある。もちろん、結婚相談所などのサービスは依然として盛んなわけであるが、そこにおいても、うたい文句・・・ >>続きを読む


8月15日北日本新聞ほか(共同配信)掲載

小野登志郎『ドリーム・キャンパス』太田出版・1628円

早稲田大学を中心とするイベントサークル「スーパーフリー」が起こした、連続強姦事件についてのドキュメンタリーである。著者は、加害者と被害者にインタビューを行ない、法廷での審理の様子をていねいに跡づけながら、・・・ >>続きを読む


6月20日東京新聞掲載

坂井律子・春日真人『つくられる命:AID・卵子提供・クローン技術』NHK出版・1575円

他人からの精子を用いた人工授精によって生まれた子どもが、世界中にたくさんいる。生まれた子どもから見てみれば、卵子は母親のものなのだが、精子は父親のものではない。誰か分からない第三者の精子なのだ。だが、・・・ >>続きを読む


6月4日週刊読書人掲載

養老孟司『死の壁』新潮新書・714円

養老孟司の本が、ここのところ異様に売れている。『バカの壁』に続いて出された、この『死の壁』もまたベストセラーになっていくのだろう。その秘密はいったいどこにあるのか。と思って読み始めたのだが、・・・ >>続きを読む


2003年のバックナンバー

 >> これらを見に行く

服部正『アウトサイダー・アート』光文社新書・740円

フォカ、ライト『イラスト図解 "ポスト"フェミニズム入門』作品社・1600円

ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』岩波文庫・700円

荷宮和子『若者はなぜ怒らなくなったのか―団塊と団塊ジュニアの溝』中公新書ラクレ・740円

中島義道『愛という試練』紀伊國屋書店・1400円

伊田広行『スピリチュアル・シングル宣言』明石書店・2400円

池田晶子『14歳からの哲学』トランスビュー・1200円

小林正弥『非戦の哲学』ちくま新書・740円

倉持武・長島隆編『臓器移植と生命倫理』太陽出版・3600円

入不二基義『時間は実在するか』講談社現代新書・780円

粥川準二『クローン人間』光文社新書・700円

沼崎一郎『なぜ男は暴力を選ぶのか』かもがわブックレット・571円

石川准・倉本智明編著『障害学の主張』明石書店・2600円


2002年のバックナンバー

中島義道『「私」の秘密』講談社選書メチエ・1400円

亀井智泉『陽だまりの病室で』メディカ出版・1900円

金井淑子・細谷実編『身体のエシックス/ポリティクス』ナカニシヤ出版・2200円

ミシェル・フーコー『真理とディスクール』筑摩書房・2800円

ジョージ・マーティン『ビートルズ・サウンドを創った男』河出書房新社・2800円

白倉敬彦『江戸の春画』洋泉社・780円

大澤真幸『文明の内なる衝突』NHKブックス・970円

滝本太郎編著『異議あり!「奇跡の詩人」』同時代社・1300円

軍事同盟研究会編『知られざる戦争報道の舞台裏』アリアドネ企画発行、三修社発売・2200円

広河隆一『パレスチナ』岩波新書・780円

アーノルド・ミンデル『昏睡状態の人と対話する』NHKブックス・920円

ロジェ=ポル・ドロワ『虚無の信仰』トランスビュー・2800円

金子勝・大澤真幸『見たくない思想的現実を見る』岩波書店・1800円

石牟礼道子・鶴見和子『言葉果つるところ』藤原書店・2200円

ジョン・ストルテンバーグ『男であることを拒否する』勁草書房・3300円

熊野純彦『ヘーゲル』筑摩書房・3200円

オギュスタン・ベルク『風土学序説』筑摩書房・3800円

ぬで島次郎『先端医療のルール』講談社現代新書・660円(「ぬで」は木へんに勝)

カール=ビンディング、アルフレート=ホッヘ『「生きるに値しない命」とは誰のことか』窓社・1800円

中山元『新しい戦争?』冬弓社・1000円

倉持武『脳死移植のあしもと』松本歯科大学出版会・2000円


2001年のバックナンバー

豊田正義『DV(ドメスティック・バイオレンス)』光文社新書・680円

ステイシー・ヘインズ『性的虐待を受けた人のポジティブ・セックス・ガイド』明石書店・2500円

A・ミンデル『紛争の心理学』講談社現代新書・700円

佐倉統『遺伝子vsミーム』廣済堂出版・1000円

杉田聡『クルマを捨てて歩く!』講談社+α新書・780円

田中公一朗『マイルス・デイビス』勁草書房・2000円

浅見克彦『愛する人を所有するということ』青弓社・1600円

島田裕巳『オウム』トランスビュー・3800円

川口敏『死物学の観察ノート』PHP新書・660円

西垣通『IT革命』岩波新書・700円

藤井輝明・石井政之編著『顔とトラウマ』かもがわ出版・2000円

森崎和江『見知らぬわたし』東方出版・1800円

大越愛子ほか編著『フェミニズム的転回』白沢社発行、現代書館発売・1800円

ジャスティン・バーリー編『遺伝子革命と人権』DHC・1800円

リチャード・ドーキンス『虹の解体』早川書房・2200円

多田富雄『免疫・「自己」と「非自己」の科学』NHKブックス・870円

藤原帰一『戦争を記憶する』講談社現代新書・660円

 



書評集『書評という快楽』

これ以前に書かれた書評は、

 森岡正博『書評という快楽』kinokopress.com 2002年5月 全131頁 PDF定価800円

としてPDF形式で販売されていますので、リンク先をご覧ください。『朝日新聞』書評委員だったときの全書評もコメント付きで掲載されています。