2007年より、大阪府立大学を中心に、「生命の哲学プロジェクト」を開始しました。これは、古今東西の「生命の哲学」を比較研究するとともに、現代社会が直面している「生命の哲学」の諸問題を哲学的に解明していこうという試みです。
生命倫理、老いの問題、社会福祉や障害、環境保全などの現代的な諸問題を、「生命の哲学」の問題として捉え直し、それをどのように解明していくのかを考えていくのですが、そのときに、古今東西の「生命の哲学」の遺産を幅広く研究しながら、それらの解明に役立てようというわけです。現代における学際的な哲学の実践と、文献研究を、両立させることを目指しています。
その受け皿として、「生命の哲学」研究会が2007年に大阪府立大学で始まり、定期的に会合を開いています。現在、参加者は大阪府立大学の教員・院生・元院生が中心ですが、学外にも徐々に広がり始めています。参加者は哲学・社会福祉・宗教学・社会学などの研究者・院生に、とりあえず限定しています。
研究会の成果として、連続論文「生命の哲学の構築に向けて」が、2008年より刊行されています。その(1)で、全体像が描かれていますのでご覧ください。
森岡正博・居永正宏・吉本陵「生命の哲学の構築に向けて(1)」(2008)
森岡正博・吉本陵「将来世代を産出する義務はあるか?:生命の哲学の構築に向けて(2)」 (2009)
プロジェクトの幹事をしているのは、森岡正博です。 |